じぶん大学

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人生の選択

数週間前、急遽個人セッションのキャンセルがありました。

以前から気がかりだったことをこの日、急遽選択しました。

 

母は80歳。7人兄弟なのですが、8つ離れた姉がいます。

1人暮らしをしていたのですが、転倒した際に助けを呼べなかった経緯があり、離れた場所に住む娘夫婦と同居を始めました。

 

ところが長く一人暮らしをしていたので、人と暮らすことはとてもストレスでした。自分の住んだ町に戻りたいから帰ると本人が強硬に決めたものの、一人暮らしはとても無理なので老人ホームのような施設へ入居することになりました。

 

母に会いに行った方が良いと何度も勧めましたが、自分自身も日々痴呆の夫を抱えてそれどころではありません。

 

「5月に法事があるから」など理由をつけて行くのを躊躇っていました。

 

常々母には

「この歳になったら兄弟と会うのは毎回最後だと思わないと。迷わずに、面倒がらずに会った方が良い」と言っていました。

 

縁起でもないことを言う、きつい娘だとよく言われます。

 

それでも長男である母の兄が亡くなる前日、普段なら電話をしてこない兄が偶然の理由で電話して来たのです。

「最後に話すことができた」と救われたように話していた母を見て、故郷を離れて暮らしている母にとっては大事なことだと思っていました。

 

急遽セッションがキャンセルになったので、朝9時半ごろに

「今から行こう!」と半ば強引に連れだしました。

夕方5時には父がデイサービスから帰ってきます。往復4時間の為、滞在時間は2時間です。

 

 

その3週間後の先日、その母の姉が肺炎で緊急入院しお医者様に

「合わせたい人には合わせて下さいと言われた」と連絡があり、再び送っていきました。

 

故郷に住む90歳で若干の痴呆がある母の姉を迎えに行き、75歳の弟と共に見舞いました。

 

私は1人、ホテルのランチブッフェを食べて待ちました。1人でブッフェって。初体験です。窓際の見晴らしの良い席から、天候の悪い海を相手に。(←田舎過ぎて2時間の間、他に行くところがないので)

 

母や親戚が私に悪いなと思わないように、その時間をなるべく充実させるようにしています。

 

老人と共に暮らすとはこういうことです。

でも、その姿が人生の色々な事を教えてくれます。

 

多才でいつもキレイだったおばさんの、飾ることの出来ない今。

昔、商売でいつも苦労していたおじさんの、幸せな今。

そして母のこれまでと今。

 

その人生を良く知る4人の老人を通して私が思う事。

人生とはトータルなんだなということ。

 

そして人生の決断とは。

それも経験です。

 

母は決めることがとても苦手です。

小さい頃からずっと、長い間後悔ばかりしている姿を見続けてきました。

 

「今は・・・」

「今度」

「忙しい」

「面倒だから」

「私にはよくわからない」が口癖です。

 

それでも、同居してから色々私に決断を迫られてきました。

決める勇気はいるけれど、心のつかえがなくなって楽になるということを70歳を過ぎてから知りました。

 

家を建て替える事、

多くのものを捨てる事(手放すこと)

銀行を整理すること

父をデイサービスに頼むこと、

一目会う為に今日を過ごすこと

 

人任せにせず、自分で決める。

流れに任せることも、自分で決めることです。

人生はその人のものですが、自分のものだと『実感』するには決めるという行為もその要素の1つだと思います。